シュリンプは、暑いのが苦手です。夏の水槽の水温は30℃を超えます。小型のファンを設置すると3度ほど下がりますが、エアコンが効いていない部屋での水温は30℃を超えることでしょう。できればクーラーを設置したいものです。
飼育水を冷やすためには、大きく分けてファンを設置する方法とクーラーを設置する方法があります。どちらも騒音を避けることができません。また、クーラーも冷却方式により効率が違ってきます。
¶ ①冷却ファンを
低価格で簡単に設置できます。約3℃水温を下げることがでます。水の蒸発が早く水槽を塞ぐので邪魔になりますが、コスパがいいです。サーモスタット付きで冷えると止まるものもあります。
¶ ②ヒートシンク
熱をよく伝える金属のアルミや鉄にファンで冷やす方法。アクアリウムでは商品が少ないです。
¶ ③ぺルチェ式クーラー
ペルチェ素子に直流電流を流すことにより、素子の両面に温度差が発生し、低温側で吸熱(冷却)、高温側で発熱(放熱)が起こります。製品では、小型水槽向けにゼンスイのTEGARU(テガル)などがあります。
TEGARUは、これまでのペルチェ式と比べると小型でよく冷えます。ファンの勢いが大きく音が気になるところです。小型水槽には最適です。
¶ ④チラー式クーラー
冷却器を通して冷媒と水が熱交換を行っている。 冷却方式には空冷式と水冷式がある。大型水槽向けでは、殆どがチラー式を採用しています。家庭用冷蔵庫で多く利用されています。
ゼンスイがブランドになっていますが、こちらのクールパワーボックス CPX-75は、小型で低価格なことが特徴です。難点は少しうるさいことです。
予算もありますが、できればチラー式クーラーを設置したいものです。