シュリンプと熱帯魚の混泳は、アクアリウムを楽しくさせることができますが、シュリンプの繁殖を行う場合は避けた方がいいでしょう。但し、飼育の容易なチェリーシュリンプなら混泳環境でもブリードができます。
シュリンプと混泳をして問題がなかった(熱帯魚)オトシンとプレコの仲間、そして水中で咲くブセファランドラをご紹介します。
ボルケーノオトシンは、ペルー周辺河川に生息する3~4cmの大きさのオトシンです。おとなしく寿命は3年以上です。フレークフード、茶コケをエサとします。酸欠に弱く水草のある水槽を好みます。少し飼育は難しいですが、環境が合えば長期に飼育することが可能です。
小さくて美しいオトシンです。体長は2cm程度にしかなりません。泳ぎもかわいらしくて大好きですが、餌を食べないので、飼育することが難しいです。茶ゴケを食べるのですが、人工飼料にはなかなか喰いついてくれません。水につけて溶けそうになったマジックリーフを与えましたが駄目でした。運が良ければ餌付けできると思います。
丈夫で美しいオレンジフィンカイザープレコは、おとなしくで隠れますのでレイアウトを工夫することが必要です。最大30cmにもなりますが、10cm以下の幼魚でしたらチェリーシュリンプとの混泳は問題ありませんでした。丈夫です。
薄いブルーの体にストライプが生える人気のインペリアルゼブラプレコです。価格が高いので有名ですが丈夫です。成長が遅いので大きくするには時間が掛かります。最大で12~15cmになります。昼間は隠れているのでレイアウトに工夫が必要です。
混泳するとどうしても水質が悪くなってしまいますので、できるだけ避けたいものです。そこで水中で花が咲くブセファランドラは、シュリンプ愛好家で人気のある水草です。白色の綺麗な花が1日程咲きますが、つぼみの時期もあるので、長く楽しめます。問題は成長が遅いのでコケがついてしまうことです。最近は値段が安くなりましたので混泳をしない方の楽しみになります。