②シュリンプ飼育の環境

フィルターの比較・レビュー

熱帯魚やシュリンプを育てるための設備で要になるのがフィルターです。ろ過能力も重要ですが掃除・メンテナンス性や騒音を考えて適性なフィルターを選びます。

底面フィルターとスポンジフィルター

 ①底面フィルター
レッドビーでは、底面式フィルターソイルの組み合わせが王道です。エアレーションが不要で理想的なフィルターです。でもソイルは半年から1年でリセットすることが必要で、この時は大変です。更に餌の食べ残しや糞も底床に溜まりますので、定期的にソイルの掃除を行わなくてはなりません。水替えの時には「プロホース」等を利用してソイルの掃除を行うといいでしょう。ろ過能力は次のスポンジフィルターより優れています。

 ②スポンジフィルター

底面式フィルターによりも、メンテナンスに優れているスポンジフィルターがレッドビーの飼育で最もいいと(近所のショップの店長が)言われています。店長は、レッドビーのコンテストで優勝したことがある方なので、間違いなさそうです。勿論スポンジフィルターならエアレーションは不要です。デメリットは、大きなスポンジが美観的によくないことですかね?(私の場合は、混泳で飼育したで、ろ過能力が高いオーバーフロー水槽で育てていました)

 ③外部式パワーフィルター

外部式フィルターは、ろ材を洗うことが比較的簡単で気に入っているのですが、内部が密封しておりバクテリアが酸素を消費しますので、水槽内に効果的に酸素を送る仕組みが必要です。方法はエアレーションをするよりもシャワーパイプを水面に当てると効果的です。

大型水槽用と小型水槽用の外部フィルター

④外掛け式フィルター
手ごろな価格で手に入ります。見栄えはよくありませんがろ過能力は意外と高いです。水槽と外掛け式フィルターがセットで販売されることがあります。小型水槽には最適ですが、別途エアレーションをした方がいいでしょう。

⑤オーバーフロー水槽

オーバーフロー水槽は、ろ過能力が非常に高く、酸素をたくさん含んだ水を送り出すことができます。更にメンテナンス性は抜群と、いいこと尽くめなのですが、大きいのと高いことがデメリットです。

オーバーフロー水槽と濾過槽

シュリンプを飼育する場合は、予算とメンテナンス性を考えてスポンジフィルターを中心に、設備をそろえると成功するのではないでしょうか。