②シュリンプ飼育の環境

オーバーフロー水槽は必要か?

ろ過の効いた水槽にするためには、オーバーフロー水槽が最適です。外部パワーフィルターに比べて、ろ材が入る量が格段に多いことと、沢山の空気を含んだ水が流れて、メンテナンス性が非常によくなります。デメリットは、価格が高いこです。シュリンプの飼育では、オーバースペックかも知れませんが、水替えや掃除のメンテナンス性が向上しました。

既設の水槽に、穴を掛けたオーバーフロー水槽(右側)

ろ過能力を上げるために外部フィルターの容量をどんどん大きくしましたが限界なので、外部フィルターを止めて憧れのオーバーフロー水槽にすることにしました。濾過槽の大きさは4倍です。

外部フィルターをオーバーフロー濾過槽に入れ替える
自宅のオーバーフロー水槽(左側に穴を開けました)

水槽は出窓に設置しているので、水槽の底に穴を掛けることができないため側面に穴をあけて自作のオーバーフロー水槽を作りました。穴あけはダイヤモンドコアドリルを使いました。オーバーフロー濾過槽は、窓からパイプを通して外のベランダに設置しています。2本のヒーターはオーバーフロー濾過槽に入れたので水槽が広くなりました。べランダの濾過槽の水が無くなった時に知らせる、水不足を知らせるセンサーの設置が必要です。場所やお金に余裕があれば、淡水でもオーバーフロー水槽はお勧めです。

オーバーフロー水槽を設置するときは、水流を考えることが重要です。下の水槽(左)は、水の入口と出口が上部に設置されています。この場合に水流が弱いと水槽の下の部分に淀みができて、酸素濃度が低くなったり細菌が増殖したりします。対応方法としては、ポンプのパイプを長くして、水槽の下の部分にながれこむようにします。

オーバーフロー水槽を設置する時の注意点

エビは、酸素不足に弱く水槽の底を這い回っているので、特に注意が必要です。